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宙ぶらりんな「潤水都市さがみはら」構想

◆市民不在の宙ぶらりん構想

2010年4月1日、相模原市は全国で第19番目、戦後、市制が敷かれた市としては初めて政令指定都市に指定された。
 
 これを機会に、当市に住んでみたい、訪れてみたい、そして企業の活動拠点にしたいと、当市以外の人々に思ってもらうための「シティー・セールス」を目的として、その標語「潤水都市さがみはら」とシンボル・ロゴが決定した。
 9歳から90歳までの年齢の市民からの2,265点の応募から決めたという。

 しかし、その後、昨秋に「潤水都市さがみはらフェスタ」という陳腐極まりないイベントが公費を注入して開催されただけだ。この春の市議会議員選挙では、「潤水都市さがみはら」を政策に組み込んで訴求した候補者は、ホームページを見る限り皆無である。

 市民の討議の場である市議会では、これまでに「潤水都市さがみはら」をどのように討議してきたのだろうか。
昨年12月の市議会議事録に、某議員が 「潤水都市さがみはら」に関して市長に質問したことが記録されている。しかし質問の趣旨は、市内を流れる姥川、鳩川の枯渇状況を質したに留まり、「潤水都市さがみはら」の本質を問い質すものではなかった。

 ひょっとしたら、もっと以前に本質的な議論が市議会でなされていたのかもしれない。

 しかし、このままでは、「潤水都市さがみはら」は掛け声だけで、宙ぶらりんになってしまうだろう。

◆何のための「シティ・セールス」

 「シティ・セールス」コンセプトは、政令都市移行宣言式で加山俊夫市長が初めて口にした。しかし、このコンセプトにしても「潤水都市さがみはら」のコンセプトにしても、行政首長の立ち位置が極めて不明確である。

 まず第一に、「住んでみたい都市」の概念規定はどこでしているのか。人口をこんなに増やして、相模原らしき平野をコンクリートで埋め尽くし、犯罪や交通事故が増えてしまって、暮らしやすい市民の生活をどのように描き、どのように実現して行くのか。

 もともとの相模原市の原をコンクリートで埋め尽くした後で、合併で手中にした城山や津久井の山々をもってして「潤水都市」などとよく言うよ。

 これ以上、住民を増やす、企業を増やす、そうすれば市民の生活はいまより、どのように、どれほど良くなるのか。市長も市議会議員も、この辺りの一番基本的なポイントをどう考えているのか。各自のホームページで公開すべきだ。支援団体の権益保護も大事だろうが、市をどうする、市民生活をどうする、この基本視点を失ってはならない。

◆議会主導、条例を制定して推進すべき

 市のウェブサイトによれば、現在「潤水都市さがみはら」の推進団体として外部識者(?)団体の長で構成される「シティセールス推進協議会」、市側の市長、副市長、教育長、危機管理監、局長、及び区長で構成する「シティセールス推進本部」および市の職員の実行部隊からなる「シティセールス推進プロジェクトチーム」がある。

 プロジェクトチームの活動は、市のウェブサイトに紹介されているが、前に記したように何ゆえのシティセールスかという背骨部分が明確化されていないので、各活動のベクトルが不明確だ。

 また、市を積極的にプロモートして行く(事が必要か否か議論の余地はあるが)のに、市民の議決機関ともいうべき市議会が噛んでいないのはどういうことか。

◆市のイメージを損なう「潤水都市さがみはらフェスタ」

 上記推進団体の元で昨秋、「潤水都市さがみはらフェスタ」が開催された。
 http://www.sagamihara-festa.com/

 そこでは、「ラーメン」を大々的にプロモートした。

1)何で「相模原を推進するパワー」が「ラーメン」なのか!

 プロモーション・イベントを展開するときには、以下のものが必須条項として討議されなければならない。

   イ)目的と訴求対象:誰を対象に何のために。
   ロ)戦略:どのような方法で。パブリシティ戦略も含む。
   ハ)具体案:
   ニ)期待される効果:
   ホ)実行スケジュール:
   ヘ)予算案:
   
 上記を事前に十分検討しておかなければ、イベント終了後の「総括」ができない。飲み会で終わりだろう。
 
 今回のフェスタの目玉企画は、相模原市のラーメンを市の新情報として積極的に発信して行くことだという。

 何で「ラーメン」なのかね。上記イ)~ヘ)はどのようにクリアされているのかね。推進協議会はどのような提言をしたのかね、推進本部はそれをどのように討議したのかね。

 その形跡がまったく感じられない。3流高校の学園祭の企画レベルではないか。
 こんなことが全国に知られたら、相模原の原住市民として極めて恥ずかしい。

 フェスタのホームページは即刻削除すべきだ。

 2)実施団体に「大道舎」とある。チェックしたら市役所の裏にある。この団体の人品骨柄氏素性(じんぴんこつがらうじすじょう)、これまでの企画実績等は事前にどう評価されたのかね。何社の競合の結果だったのかね。いくらで外注したのかね。・・・ということも気になる。

 3)イベント告知用にホームページが作られている。
   このコンセプトはどうなっているのかね。
   何社競合でいくらで外注したのかね。

 以上、、このイベントは???だらけだ。

 業者との金銭癒着は皆無なのかね。

 事業報告と決算報告はどこへ提出され、どの役職者が承認したのかなぁ(管轄は商業観光課となっている)。

 イベントや企画ものの、業者への「丸投げ」が見え見えだけど。

◆ジャーナリストは何を見ているのか

 このような「潤水都市さがみはら」や関連イベントについて、市内のマスコミは、どのように報じたのかなぁ。
 読売、朝日、毎日、日経、産経そして神奈川新聞などは、どう見ているのかなぁ。

 人口を増やして、市の財政規模は拡大するけど、その使途は厳密にチェックする必要はある。

 人口は急に拡大したが、よそから来た人のこころには郷土愛は育ちにくい。
 郷土祭りと称して、沖縄祭りや阿波踊り、ソーラン祭りなどをやられたら、相模原の原住民としては原の虫が収まらない。照手姫だって嘆くだろう。

 せめてジャーナリストくらい目を光らせていないと、70万人都市の相模原丸は迷走しそうだ。

P.S.市のホームページで「シティ・セールス」活動は閲覧しています。しかしその一つ一つの活動を串刺しにする基本コンセプトが見えない。

 




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