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「相模原市ブランド戦略会議」、おいおい大丈夫かよ。

*** 
11月8日、「第1回相模原市ブランド戦略会議」が開催された。

 これは平成20年3月に策定された、シティセールス推進指針の基本目標の

①「訪れて楽しい都市」
②「住んで快適な都市」
③「企業にとって魅力的な都市」

――の実現には、相模原市のブランド力の向上が必要不可欠ということで、全市的なシティセールス推進体制のもと、専門家委員等で構成する同戦略会議の設置準備を行ってきた、その第1回の会議である。
***

 以上、市のホームページから引用。文章はわかりやすく一部修正。○番号は筆者加筆。

 基本的に市のこの策には賛成だが、いくつかの欠落点を指摘しておきたい。

1)①~③の三つの都市の内容が不明確  

 これから同会議で議論されると思うが、その内容をどのように規定するかが、極めて大事だ。それは市がどのような方向に行くかの大前提になるからである。

 人類は古くから、生きている大地の上に棲息する動物、植物、鳥類、そして水辺の生物と共に生きてきた。相模原の住人も例外ではない。市の博物館には、縄文時代より以前から相模原に住み着いた人々の生活ぶりが詳しく展示されている。

 その生きている大地の上で、人類は動物、植物、鳥類、そして水辺の生物から恵みを受け、今日に至っている。

 人類はこれら他の生物と同等の生命価値を持っている。人類の至便性や物欲と、金銭欲のためにこれらを踏みにじって良い訳がない。

 しかし、昨今の当相模原市では無政策に住宅を増やし、生きている大地はコンクリートで塗り固められた。庭もなく、車一台の駐車スペースもコンクリート、転んだ幼児が膝を擦り剥くのはコンクリートという情けない非人間的住宅環境に陥っている。

 必要なき高層ビルで市の景観はズタズタにされた。昔は、市のどこからも丹沢山塊の南から北までがが見渡せた。小中学校の校歌にも歌い込まれている。初雪がかかったの、雲がどこそこにかかっているのといって、景観の楽しみや観天望気ができたものだ。

 この会議で、例えば②の「住んで快適な都市」という時に、コンクリートで生きた大地を埋めて建設した住宅状況を是認するのか、「市の木」である直径40~50cmもあるケヤキ200本の街路樹の伐採も是認するのか、市民はそこを良~く注視する必要があろう。

 あのケヤキ並木が、行く末は箱根や日光の杉並木のように大きくなる楽しみを、無為無策でボンクラ市官吏は市民から奪った。決して取り返しのつかないことをした。政令指定都市になり、県からの申し送り事項を丸飲みにしたのだ(市土木部道路管理課の話)。

 市民に選出された市議会議員の誰ひとりとしてこれに異議を唱えていない、この問題意識の低さには呆れるどころか笑止千万である。市議会議員は、概念の小さい、便利屋でも出来るような、選出団体への利益誘導活動ではなく、大所高所にたった未来の相模原づくりに腐心して欲しいものだ。

 このような、人が住む基本的な環境への卓越した見識が、会議の構成者に、まず必要であろう。

2)会議の構成者
 同会議の仕切りは、プラップジャパンというPR会社になっている。その他、雑誌編集長、学識経験者、学生などから構成されている。いつものことながら、同社は内容や予算の競合プレゼンをやって選定されたんだろうな、とまず心配する。

 PR会社がこの種のプロジェクトを仕切るのは、ひとまず「正解」だろう。PRとはコミュニケーションの総
体だからである。広告代理店では無理がある。コミュニケーションのひとつである広告の専門家だからだ。

 筆者の専門分野のひとつはPR(パブリック・リレーションズ)で、これまでに、フォード自動車、コダック、ロレックス、ペプシコーラ、ジョニーウォーカー、ケロッグ等々国際企業のPRを担当してきた。

 ヒル・アンド・ノウルトンやエーデルマンといった国際的なPR会社と関わったこともあるし、グッドイヤー・ジャパンでは広報部長を務めた。プラップジャパンもよく知っている。

 問題は、構成員の中に本当に相模原を愛する者がいるのか、相模原を良く知っているものがいるのか、という点である。

 相模原に市制がしかれた時は、人口8万人である。いまは72万人。ほとんどが移住者だ。そしてこの人たちの多くは、山や川、海に恵まれた「いなか」があるのだ。心を病んだ時や災害時には「緊急避難的に」帰るところがある。

 だから、市の中がコンクリートで埋め尽くされようが、大樹を多数伐採しようが、大山や丹沢山塊が見えなくなるビルが林立しようが、ただ便利になり、東京へ近くなればそれでいいのだろう。誰も異議を唱えない。子供の教育にも興味が薄い。

 ホームページを見ると、構成員のほとんどが相模原に関係のない人達である。表面的なかっこよさや便利さ、金銭欲だけで内容が規定されないことを望むのみ。

3)「NOと言えるのか」
 広告PR代理店や広告主側など、広告PR業界に長くいていつも思うのは、クライアント側(依頼者側)の無能である。広告PR代理店側には、その分野においては優秀な人材がたくさんいる。

 良いアイデアも出てくる。しかし問題は、クライアント側に提案の良さや不完全な点、改善点、予算案の正統性をピシリと指摘できる人間が、まずいないことだ。 

 この業界では、金持ちのボンクラ坊っちゃんを上手く説得してカネを出させるようなことが良くある。特に予算案のどこに下駄をはかせているかなどは、業界経験者でなくてはわからないだろう。

 広告PR代理店の性悪説を主張しているのではない。

 そういう点では、生まれも育ちも相模原。郷土愛は人一倍強い。PRの専門家で東京や世界のPR業界にも精通している筆者なんか、提案チェック側の絶好の人材だけどなぁ(笑)。
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